脳血管疾患の中でも、くも膜下出血は、突然死が多いとされ、とても恐れられています。しかし、初期の段階で発見された場合や、軽い症状の場合、ほとんどが回復出来る病気でもあります。
とは言うものの、初めて出血を起こした人の3割程度は亡くなり、合併症も高い確率で起こるため、社会復帰はとても難しいとも言われています。くも膜下出血は、発症してから1日以内に再出血する事が多く、ここで出血してしまったら、回復は厳しいでしょう。
ですから、最初は軽い程度の出血だからと安心していてはいけません。後に大出血するかも知れないと、十分な経過観察が必要です。
だいたい、1ヶ月程度は再出血の恐れがあるとし、注意深く経過を見ていきます。2度目に出血を起こすと、1度目の発作よりも症状は重く、6割程度の人が亡くなってしまうとも言われています。
予後もあまり良くありませんので、何としても再出血は食い止めなければなりません。1度目の出血から10年以上経ってから、再出血すると、8割程度の人が亡くなるとされ、くも膜下出血の恐ろしさがわかるのではないでしょうか。
また、命が助かっても、後遺症に悩まされている人も少なくありません。出血部位によって、症状の出方は違いますが、片まひや言語障害などがあり、これらをいかにリハビリで回復していくかが、予後の状態を左右します。
くも膜下出血の予後が良くなるには、とにかく再出血の予防に努める事が一番なのではないでしょうか。
